♥ くじば駅から

私が育った町の、なじみ深い鉄道会社が
清算に入ったようです。
水色の屋根に小豆色のラインの入ったバスを
幼少の頃は、おでかけの時には必ず利用していたから
わくわくしながら待っていたものでした。
小さいときは、鉄道もありました。
遠くから通っていた子は、鉄道で通ってたんだよね。
私は歩きだったから、「定期券」羨ましかったなあ。
くじば　はその当時の一番近い駅。
車庫もあって、たくさん電車が止まっていた印象があります。
私の住んでたところは、ちどり　のすぐ傍で、
ビクターの置物のある電気屋さんとか
鉄工所に、自転車屋さん。
散髪屋さんにたまごやさん。
ちどりの下にあった時計屋さん（マジックよく見せてもらってた）
駄菓子屋さんに文房具屋さん。
大好きだったラーメン屋さん。
パン屋さん。
クリーニング店の蒸気と、印刷工場の輪転機の回る音。
そして帽子屋さんがあったはず。
今や知る人ぞ知る帽子屋さんです。
鉄道が廃線になってからは「歩道」に変わって、
そこを通って学校に通ったり、友達の所に遊びに行ったり。
なつかしい、思い出と共にある鉄道会社さんでした。
商業の下にあったお好み焼きさんも、大好きだったな。
モノクロの思い出話。