過ぎ去った時間は戻らない。けれど、記憶は永遠。
舞台や本など、残しておきたい時をきまぐれに更新中。
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メトロポリタンオペラ@ファウスト 観てまいりました。
ああ、長かった…(笑)
今回新演出ということで、デス・マッカナフが担当。
暗いです。
20世紀を舞台にしていて
なんといってもファウスト博士は原爆開発に従事する研究者。
のっけから広島の原爆ドームが出てきます。
ラストはきのこ雲だし…。
これは評価の分かれるところなんだろうな。
カーテンコールでマッカナフさんが出てきたとき、ブーイング起こってましたもの。
舞台の端に螺旋階段。
途中に踊場みたいなところがあって、コーラスの方々がいたり、
ファウストとメフィストフェレスが群集やマルグリットを上から眺めていたり。
これ普通にミュージカルだったら好きな演出です。
内容は重いですけど。
グノーの音楽とはちょっとミスマッチかな?
観ながら、音楽がアンドリュー・ロイド=ウェーバーやS.リーヴァイだったらもっと
ドラマチックかなとか、ここで台詞あったらよいのになとか、
悪魔と天使のダンサーがいたら視覚的にもいいなとか(この辺ヨーロッパ発
ミュージカル好きの発想ですね)
結局、私はミュージカルが大好きなんだ!ということですかね。
カウフマン、良いですねえ。いい男で声もよけりゃそりゃ最高です。
でもメフィストフェレス役のルネ・パーペが、もうひとついい男っぷり(爆)
所作のひとつひとつに色気があるのよ、なんかにじみ出る感じ?
ステッキに薄いハンカチーフをかぶせて、外した指輪でテッキとハンカチーフを
とめて女性に見立てて歌うシーンとか、最高でしたね。
カウフマンは色気がなかった。うん、惜しい。
だって快楽に溺れたいんでしょ?ファウストって。
で、若さが欲しいってメフィストフェレスに言ってたよねえ。
なんかその辺りがもうちょい欲しかったかも。
いや、カッコいいんですけど。立ってるだけでさまになるよね。
ラテン系の男は良い。
でも、悪魔には勝てないんだわ~。
ファウストは大変道徳的な、宗教色の濃いゲーテの作品です。
私のように、オタク目線で観る作品ではございません。
でもメフィストとか…(以下自重)
この堕天使さまはゲーテのファウストでは誘惑の悪魔でございます。
神様と賭けをするんですね。
ファウストの魂を悪の道へ引きずりこめるかどうかの。
オペラでは1部のみを題材に取り上げられていて
どちらかというとマルグリットを悪の道へ引きずり込めるかどうか。
という内容になっています。
で、この賭けですか?
マルグリットは頭を上げ、天国に続く階段を上っていき幕。
そう、一度は堕ちたものの(ファウストとの子どもを殺す)
彼女は祈り、神の許しを請い、許されて召されていくのでした。
(ゲーテの本ではグレートヒェン)
この辺りの演出も良かったなあ。
教会でメフィストとマルグリットの対峙。
メフィストはこうして許されて天に召される人間をうらやましがっていたという
説もある堕天使様なので、ほんのり切なさもあります(笑)
ゲーテのファウストの挿絵で有名なのはドラクロワやハリー・クラークかな?
荒俣宏さん訳でファウストの1部のみですけど
ハリー・クラークの挿絵で昨年出版されているので、興味があれば是非。
私、挿絵といえば
ギュスターヴ・ドレが好きです。
ドレといえば「神曲」の挿絵ですが。
絵だけでも素晴らしいので、あわせて神曲もよければどうぞ。
←神曲のドレの挿絵
←絵本の挿絵も好き。
あと長靴をはいた猫や
青髭もある。
ファウストの話なのにドレの話で終わっちゃったね。
ああ、長かった…(笑)
今回新演出ということで、デス・マッカナフが担当。
暗いです。
20世紀を舞台にしていて
なんといってもファウスト博士は原爆開発に従事する研究者。
のっけから広島の原爆ドームが出てきます。
ラストはきのこ雲だし…。
これは評価の分かれるところなんだろうな。
カーテンコールでマッカナフさんが出てきたとき、ブーイング起こってましたもの。
舞台の端に螺旋階段。
途中に踊場みたいなところがあって、コーラスの方々がいたり、
ファウストとメフィストフェレスが群集やマルグリットを上から眺めていたり。
これ普通にミュージカルだったら好きな演出です。
内容は重いですけど。
グノーの音楽とはちょっとミスマッチかな?
観ながら、音楽がアンドリュー・ロイド=ウェーバーやS.リーヴァイだったらもっと
ドラマチックかなとか、ここで台詞あったらよいのになとか、
悪魔と天使のダンサーがいたら視覚的にもいいなとか(この辺ヨーロッパ発
ミュージカル好きの発想ですね)
結局、私はミュージカルが大好きなんだ!ということですかね。
カウフマン、良いですねえ。いい男で声もよけりゃそりゃ最高です。
でもメフィストフェレス役のルネ・パーペが、もうひとついい男っぷり(爆)
所作のひとつひとつに色気があるのよ、なんかにじみ出る感じ?
ステッキに薄いハンカチーフをかぶせて、外した指輪でテッキとハンカチーフを
とめて女性に見立てて歌うシーンとか、最高でしたね。
カウフマンは色気がなかった。うん、惜しい。
だって快楽に溺れたいんでしょ?ファウストって。
で、若さが欲しいってメフィストフェレスに言ってたよねえ。
なんかその辺りがもうちょい欲しかったかも。
いや、カッコいいんですけど。立ってるだけでさまになるよね。
ラテン系の男は良い。
でも、悪魔には勝てないんだわ~。
ファウストは大変道徳的な、宗教色の濃いゲーテの作品です。
私のように、オタク目線で観る作品ではございません。
でもメフィストとか…(以下自重)
この堕天使さまはゲーテのファウストでは誘惑の悪魔でございます。
神様と賭けをするんですね。
ファウストの魂を悪の道へ引きずりこめるかどうかの。
オペラでは1部のみを題材に取り上げられていて
どちらかというとマルグリットを悪の道へ引きずり込めるかどうか。
という内容になっています。
で、この賭けですか?
マルグリットは頭を上げ、天国に続く階段を上っていき幕。
そう、一度は堕ちたものの(ファウストとの子どもを殺す)
彼女は祈り、神の許しを請い、許されて召されていくのでした。
(ゲーテの本ではグレートヒェン)
この辺りの演出も良かったなあ。
教会でメフィストとマルグリットの対峙。
メフィストはこうして許されて天に召される人間をうらやましがっていたという
説もある堕天使様なので、ほんのり切なさもあります(笑)
ゲーテのファウストの挿絵で有名なのはドラクロワやハリー・クラークかな?
荒俣宏さん訳でファウストの1部のみですけど
ハリー・クラークの挿絵で昨年出版されているので、興味があれば是非。
私、挿絵といえば
ギュスターヴ・ドレが好きです。
ドレといえば「神曲」の挿絵ですが。
絵だけでも素晴らしいので、あわせて神曲もよければどうぞ。
あと長靴をはいた猫や
青髭もある。
ファウストの話なのにドレの話で終わっちゃったね。
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プロフィール
HN:
関谷綴
性別:
女性
自己紹介:
ヨーロッパをゆっくりと旅行したい
▼趣味
舞台を観ること
歌うこと
お芝居すること
本を読むこと
占いをすること
まどろむこと
▼好きな言葉
終わりよければすべてよし(最期は笑って人生を終わりたいので)
冬来たりなば春遠からじ(辛い時はいつもこの言葉を思い出します)
願いは叶う(と信じてます)
ケ・セラセラ(なるようになるもの。人生捨てたもんじゃない!)
ポレポレ(ゆっくりとね)
▼好きな花
バラの花(やっぱり紫のバラでしょうか)
▼好きな色
紫
▼夢
ヨーロッパをゆっくりと旅行したい
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