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過ぎ去った時間は戻らない。けれど、記憶は永遠。 舞台や本など、残しておきたい時をきまぐれに更新中。
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災害や演者さんの病気、劇場や設備の不具合などによる公演中止や延期。
決める主催者さんだって、ギリギリまで悩んでだされた結論でしょう。
仕方ないことだけど、出来れば自分の行く日にはそういったことがないことを祈りたいですね。


とはいえ、公演が中止や延期になったとき、慌てない為に私が実践してることがあります。
たいしたことではないけど(((^_^;)


その1
チケットぴあ、ローチケなどのコンビニ発券。
地元や勤め先の近くなど、すぐに出向くことができるコンビニで発券します。
「払い戻し」になったとき、発券したコンビニで手続きを行うので、これは重要です。
(チケットを郵送することで、払い戻し対応をしてもらえますが、面倒ですよね)

その2
公演の公式Twitterがあればフォローしておきます。
中止や延期になれば、必ずツイートがあるはず。
キャストによっては、ファンクラブのメール。

チケぴあ、ローチケなどから、中止や延期のお知らせメールはないです。
チケぴあ、ローチケなどのプレイガイドは、主催者さんからの依頼で中止や延期などの対応を行っています。
中止や延期が決まった場合には、各プレイガイドのホームページに、払い戻し期間や方法などの詳細が掲載されるので、それに沿って手続きします。

その3
遠征する時は、ホテルや交通機関のキャンセルポリシーを確認してから予約します。
当日に劇場で中止や延期がわかった時は、観光するしかないですけど(((^_^;)
何かあった時は、ごめんなさいm(_ _)mと思いつつ、キャンセル連絡します。
もちろん、キャンセルポリシーに沿って、手数料はお支払します。


ひと昔前なら、お客様が1人でもこられたら幕を開ける。だったでしょうけど、危機管理を問われる昨今では、公演中止もやむ無しかと。
観劇予定日は何事もないことを祈るしかできませんね。



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黒執事の新作、やっとキャスト情報解禁になりました。
お話からするとこしゃく様登場とは踏んでおりましたが、ヒデ様ご出演の文字を見て安堵(*^_^*)
ではありますが、この作品の演出家が児玉明子先生というのが一抹の不安を…。
宝塚をお辞めになられてからは2.5次元の舞台も手掛けていらっしゃるので、DVDとかで拝見はしてますが…。
大丈夫ですよね?
黒執事が今までに培ってきたノスタルジーで耽美な世界を壊さないですよね。
先生のデビュー作のエンドレスラブから観てますが…
いえ、私はエンドレスラブも嫌いではなかったですよ?
コミカルなところを除けば(カレーのシーンとか、あれはあれで楽しく私は観ましたけど)耽美な雰囲気を醸し出していたと思うし…
右脳をフル回転して脳内捕捉さえすれば。
後は役者さんの力量…以下省略…
コミカルが前面に出すぎないことを願いたいです。
でも、エンドレスラブも龍星もシークレットハンターも未だに観てるから、児玉先生の作品に付いて行く自信もあるけど(笑)
どんな舞台になることやら。
怖さ半分楽しみ半分ということで。
まあ、愉しみにします。
先日ヴォイストレーニングの講習会で、女子アナみたい(な声)と褒められて、すっかり気を良くしてます(笑)
ここのところ、「夜の女王のアリア」で発声練習(決して歌えるわけではない)をしていたのが良かったのでしょうか。
そんな浮かれ気分の中、グレードギャツビー観劇の感想を忘れない間に書いておかねば。
井上芳雄くんがギャツビー。
小池修一郎先生が演出ということもあり、どうしても宝塚での華麗なるギャツビーと比べられてしまうのが悔しすぎる…というのが真っ先に感じたことなのよね。
男役さんは少女漫画体型だからね。これと比べられたらまず『男』は勝てませんから。
ココで書くのもどうかと思うけど、王家の紋章も浦井君は頑張ってたけど、少女漫画体型ではないことが辛かった…友達からドスドス歩いてると指摘されて反論できなかったのがいまだに悔しい私。
なので、宝塚の男役が創る、女性から見た究極のカッコいいギャツビーと、男性が演じるからこその生々しい感覚に興ざめしてしまう方もいるかと思うけど、こんな純粋な井上くんのギャツビーを観ないなんて、もったいない。
デイジーを想って対岸を見つめているギャツビーの背中には、いまだ手に届かないデイジーへの想いに哀愁が漂い、デイジーを取り返すことができた時のギャツビーは少年のように輝き、最後にデイジーを守ることでデイジーへの愛を貫いたギャツビーの背中は迷いのない男の背中であって、この清い想いに、芳雄くんがギャツビーを演じて良かったと心底思えたのです。
まあもちろん似合わない場面もあるけど。
芳雄くんの中にワルくていい男の色気というのは、ちょっと感じられないのが残念かな。
ただこの時代の男女関係については、今の時代では紛糾されそうな内容なので、デイジーにもギャツビーにも共感はできない話ではあるので、泣けないよね。
トム役の広瀬君。
自己中で遊ぶことがお仕事なデイジーのご主人で、芳雄くんと十分に演り合われていて本当に凄い役者さんになられたなあと(上から目線でごめんなさいね)
私の中ではいまだに馬場ちゃん演ずる新さんの憧れの相楽センパイなもので(爆)
(未だに七夕近くになるとPureを観なければという思いに駆られてしまう)
ニック役の万里生くんは、ニック以外のなにものでもなかった。
人のいい生真面目な青年で、ちょっと可愛い。
万里生くんがこんなに可愛い人だったなんて、今まで気づかなかった。
AKANEさんはもちろん最高にカッコいいお姉さまでした。
他にも畠中洋さんのウィルソン(洋さんは音楽座にいらした方で好きな俳優さんです)
デイジーのねねちゃん
蒼乃夕妃ちゃん渚あきちゃんなどなど。
当たり前だけど出演者の誰もが歌えるのも最高でした。
ただ何度も観たいと思えないのは、やっぱり(少女漫画体型で色気もあってかっこいい)理想のギャツビーを観てしまっているからというのもあるかもしれませんね。
芳雄くん、頑張れ!




やっぱり2.5次元舞台を馬鹿にしてはいけない。
そりゃさ、正直学芸会かっ!と突っ込みいれたくなる舞台もあるけどね。
まあ脚本、演出がお遊戯会な時と、演者が下手すぎる場合とあって、後者の場合はチケット代返して欲しいと切に思うけども(苦笑)
東京喰種は初見です。
前作の小越くんのカネキもアニメも漫画も見てません。
すみません、パンフも買っていません。
単にヒデさまの月山のビジュアルに引き付けられた…のでチケットとりました!
一応喰種が人間を主食にしていることくらいは知っているという、乏しい情報しか持っていない中の観劇なので、内容と食い違っている感想もあるかもしれないけどそこはご容赦くださいね。

ブルーのライトで照らされた緞帳 心地よい水滴が落ちるようなリズムの音 まるで水の膜の中にでもいるような場内。
開演前のざわめきがなければ(それと椅子の座り心地がもっとよければ)リラクゼーション施設に来たのかと思える雰囲気。
幕が上がってカネキのモノローグから始まるのだけど、すっと引き込まれてしまいました。
カネキは元々は人間で、何かの事故?で喰種になってしまい、普通の食事もできなくなってしまった自分の状況にまだ戸惑っているということなのねと理解しました。
このカネキ君はどうもいいい(美味しい)匂いがするらしく、美食家と呼ばれるヒデさま演ずる月山に目を付けられて騒動に巻き込まれるというのが、今回の舞台のメインディッシュ。
他にも「あんていく」という20区にあるカネキ君がアルバイトしているカフェの同僚?の女の子
トーカは人間との共存?を模索しているらしく、人間の学校に通い友達が作ってくるお弁当を無理やり食べたりして、そのために戦闘能力が落ちてきているなど弊害を生んでいたり。
その「あんていく」のマスターはむやみに人を殺傷して食すのを嫌い、自死の肉を貯蔵し喰種に分け与えていたり。
カネキに興味を持つマスク作りのウタとかが絡んできます。
副食として、西尾ニシキくんという喰種とキミちゃんという人間の女の子の恋愛?もあります。
と、内容をほとんど知らない私でも判るように、これらの話が絡み合い進んでいきます。
ヒデさまの演ずる月山はコミカルな部分を請け負っているキャラというか、ヒデさまが演ずるからそうなったのかは定かではないけど(笑)
美食家と呼ばれるナルシーな月山がとってもよくお似合いです。
けれど、喰種として能力も高いようですし、ダンスも歌もお上手で喰種社交界?(喰種レストラン)で君臨されているご様子。
この舞台はストレートプレイですが、やはりヒデさまの登場シーンには歌とダンスが必要ってことをよーくわかっていらっしゃるというか。
メインの登場シーンで3回、歌とダンスがございます。
こしゃく様のときのように腰くねくねはありません。
耽美で優美でとてもきれいなポーズで踊られるヒデさま←ココ大事です!
麗しいです。
このダンスを観れただけでも幸せなのに、カネキ君の脱いだお洋服の匂いを思わずスーハーしちゃう月山とか、こういうのを大げさにかつ上品に演じられるヒデさまは本当にすごいと思います。
驚愕した時の顔とかも、ヒデさまの場合なぜか可愛いし。
ヒデさまが舞台に出てくると空気が変わる。
この月山は喰種であることにプライドを持っていて、人間は肉でしかないのでしょう。雰囲気からしてお坊ちゃまみたいだし、喰種レストランのような悪趣味な退屈しのぎをしているのかな。
他のキャラが喰種であることに悩みを抱えているのに対して、月山は能力の高い喰種として君臨することがすべてのようで、だからこそカネキにも執着したのでしょうね。
それに対して、ニシキは喰種としては意味のないらしい勉強をして、人間の戸籍を手に入れて大学に通っています。
両親が早くに亡くなり、親代わりのお姉さんも好きだった人間に裏切られて(密告されて)ハト(喰種を捕まえる組織のこと)に殺されます。
そんなニシキくんは荒れた生活を送っていたようですが、キミちゃんという人間の女の子と出会い
変わっていきます。
このキミちゃんが、本当にけなげで。
この二人の関係性を一言でいえば純愛でしょうか。
ニシキくんは肉を確保しておく位の気持ちでキミちゃんに近づきますが、キミちゃんはニシキくんが誘ってくれたことで悲しみが癒えていきます(ここ、両親が亡くなった設定だったかなにか)
そしてニシキくんが喰種と知ったとき、自らの体を差し出します。
ニシキくんはお姉さんのこともあり人間を信じられなくなっていたけれど、人間であるキミちゃんに惹かれていき、キミちゃんも喰種としってもニシキ君を守ろうとします。
この二人の場面は本当に辛い。
特にお姉さんとの回想場面では、喰種も人間と同じで親子や兄弟がいて普通に生活していて、違うのは食事が人間の肉というだけで。
でも、人間から見れば、喰種は自分たちと同じ姿をしたばけものでしかない。
同じ姿をしているからこそ、自分たちの生活を脅かす喰種を排除しようとするのでしょうね。
でもこの二人はそれでも互いを思いやって生きている。
誰にも理解されない状況ですが、カネキくんは人間でもあるので、そこにかすかな希望をみるのです。
そしてトーカも、能力が落ちることはわかっていても、学校の友達の作る「喰種が食べることのできない人間の食事」を無理やり完食するのは、同じようにかすかな希望を抱いているのでしょうね。
喰種の象徴ともいえる月山は、カネキの力を借りたトーカに倒されます(死んではいない…だろうと思われます)
トーカの力を見たキミちゃんは、そのエナジーの塊のようなものをみて「キレイ」とつぶやきますが、これは戦う能力を含めての意味ではなく、そのエナジーから発せられるオーラのようなものが「ただ」キレイに見えたからだと思いますが、トーカにとって能力が見える形で現れるそれは醜いものでしかなかったのでしょう。
人間と喰種の宿命。
どのように動いたら運命は変わっていくのか。
重い課題を受け取ったように思います。
本当にいい舞台でした。
うまく感情をまとめることはできないけど、もっくんがこの作品に出演していなかったら、きっと観に行っていなかったから、もっくんに感謝。
1分1秒も瞬きすることすら惜しいと思えるほどの舞台でした。
言葉にできないことは歌で伝えればいい、歌でも伝わらないことは体を使って補えばいい。
それがミュージカルの素晴らしさだと私は思います。
五感と肉体を余すことなく使って伝えることの凄さ。
これには演者の方々のクオリティーの高さももちろん要求されるのですが。
手紙のキャストの皆さんの歌はどの方も素晴らしくて、引き込まれてしまいました。
暗い作品だからと変に笑いをとるような無駄な場面もなく(こういう場面を入れられると興ざめするし)、ずっと緒方さんの家族の悲しみも続いていて、時だけが流れていることも伝わってきたし。
直貴とバンドメンバーとの出会いや祐輔や由実子と関わる場面では直貴の笑顔にホッとしたり。
でも直貴の笑顔も後ろめたい笑顔でしかなくて、それが見ていて辛かったり。
18歳の直貴は本当にあどけない少年だったのに…。
相手の思いを受け取ることは許すことだけれど、簡単に許すことはできないもの。
許すことはできなくても終わりにすることで、前に進めるならそれもいいと思いました。
前に向いて歩んで行って欲しい。
物語の中の人ではあるけど、舞台の上には確かに直貴が存在していました。
そして色々と考えさせられる舞台でした。
本当に観に行けて良かった。











大阪初日を観劇。
余裕があれば通いたかった…。
ところで、フランケンシュタインって怪物の名前じゃないのね。
この作品に出会うまで、怪物=フランケン(シュタイン)だと思ってました(^^;
漫画の怪物くんや映画のフランケンシュタインのイメージ写真って、顔を縫い合わせた大男じゃない?
そのイメージが強すぎて、小説も読んだことなかったのよね。
今度、暇ができたら読まなくては。
で、小西さん演じるアンリと怪物ですが…。
アンリは本当にずっと一人っきりで、誰にも分ってもらえなくてもいい、それで命を落としたとしても構わないと考えていた人。
死体を使った縫合だったか(うまく聞き取れなかった)の論文を世に出した人。
けれどその考えは間違っていたと思っていて、戦場で敵味方関係なく怪我の縫合手術を行い命を助けていた人。
そんな彼が初めて「親友」と呼んだのが、ビクター・フランケンシュタイン。
ビクターの生命創造(幼い時母親を亡くし、母親を生き返えらせることを考える)の研究に力を貸す人。
そしてビクターの為に身代わりとなって命を落とした(処刑された)人。
ビクターには彼のことを理解しようとする姉のエレンや幼馴染でビクターの事を好きなジュリア、執事のルンゲなど彼に何か起こったら庇おうとする心優しい人たちがいて、町の人達から忌み嫌われていようとも憂うことなく悪態をついて自我を通そうとする(研究の事しか考えていない)
だからこそ、不慮の事故とはいえ人を殺めた罪をアンリがかぶろうとした時、アンリを助けるよりも彼の首の方を選んでしまった。
そして、アンリの顔を持った「怪物」が生まれてしまう。
アンリの記憶を持っていない「怪物」と対峙したビクターは、「怪物」を受け入れることができずに殺そうとする。
怪物はビクターから逃れ、ビクターは悔い改めてジュリアと結婚し、ジュリアの父や町の人達とも和解する。
…ビクターは世間離れした科学者だったけれど、やはりおぼっちゃまだったわけですね。
落ち着くところに落ち着いて幸せを手に入れます。
怪物はアンリの記憶は持っていないけれど、アンリの心の欠片は怪物の中にあったのだと思う。
罪のない人を殺すことができなかったり、クマに襲われた人を助けたり。
けれど人からは蔑まれ、クマ、オイシイ…。と何とか生きながらえていた怪物が、徐々に言葉を覚えて自分の創造主であるビクターに復讐をしていきます。
大切な人を亡くす辛さ。
そして「孤独」の苦しみ。
アンリがビクターの事を唯一無二の親友と思っていた気持ちにビクターは最後の最後で気づくのだけれど、時すでに遅し…。
怪物は亡くなり、ビクターは怪我をした状態で北極にひとり残されるのです。
「怪物」が生まれた時、ビクターが母のように怪物を慈しむことができていたら。
こんな悲劇は起こらなかっただろうに。
生まれたばかりの怪物は、顔をゆがめて手足をバラバラに動かし呻いていました。
そもそも創造主の想像力が少しでも豊かであれば、怪物が生まれることはなかったはず…。
アンリ目線で見ていたので、ビクターに対してまったく同情も共感もできなかった。
怪物がアンリだと思えば、私には可愛く愛しいものに思えたし(笑)
こにたんは上品で包容力のある大人なアンリでした。
怪物は可愛い。私の目が腐っているのかもしれないけど。
DVDだせないならせめてCDでもいいから出して欲しいなあ。


今更ながらではありますが、浦井君の宝塚BOYS観ました。

「すみれの花咲く頃」
夢の入り口の歌です。永遠に乙女たちの花園。宝塚。
きゅんとして切なくなって、でも幸せで…そんな気持ちにさせてくれる曲。
この曲聞くと何故か泣けてくるんだよね。どうしてだか。うん。
そんな宝塚の舞台に立つことを夢見た男子たちの物語。

時代は戦争直後。
宝塚に男子部が設立されます。
けれど、生徒やファンの反発は強く、年月だけが過ぎていき、とうとう大劇場に一度も立つことができないまま解散となります。
実話に基づいたお話です。
お話に登場するのは7人の男性たち。
終戦直後のお話なので、戦時中の彼らのことも語られるのですが、これを聞くのが苦しい…。
回天(人間魚雷)の基地に居た上原(浦井君)は通信係をしていて、多くの戦友を見送ってきたけど、いつか自分も回天に乗る日がくると思っていたと話すのだけど、いつか自分も…と絞り出すようにでもまっすぐと前を向いて話す彼を見ていると、黒い弾頭のような不気味な回天が頭によぎり辛い…。
プロのダンサー星野の、終戦間近に長崎の海で護衛をしており、そのとき見たきのこ雲は一生忘れられないと打ち明けるシーン、逆に病気で兵役を逃れたため、自分は何の役にも立てていないと苦悩する竹内。
映像で見せるわけではないのに、そうした彼らの背景が瞼に浮かんでくればくるほど、夢を抱いて入った男子部での報われない日々がぐっと胸に突き刺さってきます。
女の園、宝塚。
それぞれ理由はあれど、宝塚の大劇場の舞台に立つ日を夢見てけいこに励む日々。
けんかや言い争いをしてまとまりのない彼らが、躓きくじけそうになりながらもいつしか仲間として支えあうようになっていくのですが、大劇場の舞台に立つ話が浮かんでは消えていき…。
ニンジンぶら下げられてるだけの飼い殺しのような状態が続きます。
歌劇にも生徒たちやファンから男子はいらないといった声が掲載されたりと、上の意向がまったくわからない状況は、彼らを不安にさせるばかり。
みんなの焦り、憤り。諦め…。
明るくコミカルに見せてくれるので笑えるんだけど苦しい。
こんなに頑張ってるのに報われないなんてひどいと、思わず宝塚が嫌いになってしまう(ならないけど…)
そんな彼らの世話を任されている、経理部の池田(山路さん)と下宿のおばちゃん君原(初風諄さま)
山路さんは自分の夢を息子のような彼らたちに託して、この男子部設立に尽力する役どころ。
いい男だ。(山路さんは好きすぎて…ずっとスリーピースのお衣装なのですが、これがまたダンディで)
ラスト、メンバーに捕まえられてくしゃくしゃになりながら肩を抱き合いすみれの花を歌うところが、少し報われて嬉しいんだよね。
そして初風諄さま。
初代マリーアントワネットですよ。
劇中で劇のけいこの相手役を務める場面では、それまでは少し腰をかがめたおばさんなのだけれど、おけいこにはいったとたん、ジェンヌさんの佇まいになられて、もう素晴らしいです。
最後、男子部解散となって山路さんがおけいこ場を名残惜しそうに眺めていると、壁がはけて大階段(実際には10段くらいかな)が出現し、男子部のレビューが始まります。
これが、宝塚が夢の世界の所以だといつも思うのだけど、どんな悲劇のお芝居の後でも、大階段がせり出て群舞、歌、そしてフィナーレへと流れていくのよね。
スターさんのダンス、エトワール、羽飾り、しゃんしゃん。
夢の終わりが近づいてはいるんだけど、幸せな気持ちにさせてくれる瞬間でもあり。
この報われない物語のラストに、男子部の夢の舞台があることが、本当に救いです。
そして初風諄さまのすみれの花咲く頃の歌唱は、もちろん素晴らしいです。
この作品を観て思い出す言葉があります。
「夢は見るだけではなく叶えるものです。でも、たとえ叶えられなくても、その道程が夢なのです。」
とうこさんのトップお披露目初日の言葉です。
男子部のみなさんの夢は叶えることができなかったかもしれない。
でも、夢を追いかけていた間の出来事は一生忘れることのできない宝物となっていることを願ってやみません。
観るときはハンカチをお手元にご用意してご覧くださいませ。

エリザベートガラ 行ってまいりました。
初演時の雪組さん初日。
いちろさん、はなちゃん、とうこさん、たーたん、ゆきちゃん、組長、副組長(当時の)、まゆみさん、けいこさん、そして古代みず希(みっちゃん)さん、朱未知留朱未知留(あっこ)さん。
懐かしい、本当に本当に大好きだった雪組の方たちにお会いできて至福の時でした。
そして古代みず希さんと朱未知留さんの歌を聞けるなんて!
それだけでも涙…涙…
そしてたーたんのルドルフに心が震えました。
トークも(すみれコードが色々とあったようですが)楽しく拝聴しました。
でも、愛称で呼んではダメなんですかね~。たかこさんとか理事長は、ねえ?

WOWOW 黒執事 地に燃えるリコリス2015 副音声付き
これは超楽しかった!
古川雄大くん、植原卓也くん、荒木宏文さん、佐々木喜英さま(ハートマーク付!)
この4人がしゃべっている映像から始まって、本篇が流れてのまた4人のトークがあって終了。
WOWOWさん、ありがとう(>_<)
ゆうくんはこの作品からセバスなんだよね。
やな先生から細かくセバスの動きを指導されたけど、漫画もアニメも観てないとか。
でも、先生の指導もあってか、動きはセバスそのものって感じ。(といっても私も漫画もアニメも観てないけど…)
もともとダンスの人だから身のこなしが美しいというのもある。
あらやんはですねえ、気が付いたら後ろにいそうなタイプだと勝手に思っていまして(あくまでイメージです)
劉の妖しげな雰囲気がいい。
そしてヒデさまのドルイットはクセになるきも美しさ。
キャラ愛が半端ないよね、凄すぎる!
私は千の魂と堕ちた死神の初演が一番好きだけど、この作品は黒執事をモチーフにしたオリジナル作品だったので、再演時にはキャラをアニメに寄せすぎたり、曲のアレンジを今風にしすぎた結果、初演のセピア色の物語に無理やり色をつけたような違和感が半端なくてあんまり好きじゃなかったのね。(アニメファンの方には好評だったようだけど)
でもリコリスは漫画の題材を取り上げているから、キャラはアニメに近いほど撃ち抜かれ度が高いしね(笑)
黒執事の世界にどっぷりとハマらせていただきました。

ハマるといえば、金色のコルダの冥加まーくん(井上正大さん)が余りにも素敵すぎて…。
ネオロマは苦手なんだけどね(でもアンジェリークは塩沢さんがクラヴィスを演じていらしたから、CDは持ってるけど…)
冥加さんのビジュアル見たとき、これはぴったりかもと思っていたら、とても好評のようで、にんまりとしております。
明日はニコ生で舞台中継もあるし、冥加さんを観られるのが楽しみ♪
実際の舞台を観に行けるほど勇気はない(子どもが出演しているので観に来ましたのていじゃないとムリだわ^^;)




この2年間程は仕方がないとはいえ、舞台とかもろもろまったくチェックできてなかった為、ただ今この穴を少しでも埋めるべく映像で観まくっております。
まあ、生で観れるのが一番だし、そもそも映像化されてないものも多く、無念というか後悔する舞台もたくさんありますが、愚痴っても仕方ないからね。
とりあえずここ最近見たもののメモ。

牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-


といっても、黄金騎士の話は出てきませんが。

ジンガ(神牙)カッコいいとしか言葉がない。
他に形容詞がある??
立ち姿が好き。足も長いしたたずまいが凛としてるし。
手に動き、アクションひとつひとつがタメイキしかでません!
あー、なんでこんなに素敵なのか。
ホラー喰いのホラーだけど。
暗黒の闇に染まってしまっていても。
こんなに切なくなるほどのカッコいい悪役はいただろうか…。
そしてアミリの気持ちを追いながら観るとさらに切ない…。
牙狼観ながら、黄金騎士が敗北してもいいと思ってしまったのは初めてだわ。
演じていらっしゃるのは井上正大さん。
跡部さんの時も優雅なたたずまいな方だったし、ディケイドも数いる仮面ライダーの中で、立ち姿に品があったし。
「牙狼 魔戒烈伝」の天満月ではジンガとアミリの出会いが描かれていて、二人の末路を知っているだけに切なすぎて辛い…。
でも最終回にて鋼牙が別次元で戦っていることがわかって、それはほっとした。
やっぱり牙狼の柱は冴島鋼牙だと思うの。
先日の金狼感謝祭2016でジンガの劇場版製作決定とおっしゃっていたので、全力で待機します。
ジンガの召喚鎧はみたい!


バリスタと恋の黒魔術

松本慎也さん、高橋龍輝くん、佐野瑞樹さん出演!
DVDにしていただけるだけで良しとしなければ。
松慎がとっても楽し気に悪魔役を演じてます。
動きが可愛い。することなすこと可愛い悪魔や!
そして小芝居する龍輝も可愛い。
龍輝を見てる瑞樹さんの瞳はお父さんやね。
私の中ではいつまでもタキシード仮面さまだけど=瑞樹さん
久しぶりに笑ったよ。
楽しい舞台でした。


Dステ17th「夕陽伝」

若手の子たちの成長ぶりを感じる見応えある作品でした。
この役誰だろ?って思わず確認した池岡くんや荒井くん。
いやあ、化けるね。
龍輝もかわいいあほな子でした。
前山くんの発声が聞き取りやすくて良かったわ。
ストーリーはなんというか、海里(主人公)が優柔不断すぎてイライラする(笑)
龍輝演じる陸奥の言葉がすべて。
農民に生まれたから米を作り畑を耕す。王に生まれたのなら王としての責務を果たせみたいな(うろ覚え)


嵐「Are You Happy?」京セラドーム

さとしくんのソロのみ感想。
だって幸せにしてもらえなかったもん!愚痴らせて欲しいわ。
まず「変顔」いりませんから。
笑いを取りにいったのはわかるよ?
でも曲にも合わないし、ダンスが観たいわけで。
さとしくんの振り付けは細かすぎるから、本当に神経集中してみてるから。
できればセンターのモニターは、さとしくんの足さばきだったり、汗だったり、手の動きだったりそういった細かいとこをですね、映してほしかった。
モノクロだとかっこいいかも。
サイドはいつものカメラワークでいいから。
後ろの映像が邪魔すぎて、イライラが募っちゃうよ。Happyになれないじゃん。
すっごく踊っていたのはわかる。
でも、さとしくんが振り付けると細かすぎるから、大きい舞台ではそこがマイナスポイントになってしまうと思うのね。
なのでそこを補う演出にして欲しい。
ストイックにダンスするさとしくんを観れる場所はコンサートしかないし、そんなさとしくんのソロを観て幸せになりたいです!

















スカーレットピンパーネル観てきました。
とうこさん、やっぱり凄いわ。
宝塚のパーシーももちろん良かったですけど(とうこさんの独壇場だったし)
とうこマルグリット、せつない…。
そしてラスト、かっこよすぎるじゃないですか!
私の観た回はあすかとのトークショー付きだったこともあってか、
拍手が巻き起こっておりました。
ファンにはたまらないよねえ、立ち回り!!
二刀流ですよ、パーシーやピンパーネル団よりも強いよ(笑)
パーシー石丸さん、ショーヴラン石井さん、ロベスピエール佐藤さん。
歌もお芝居もお上手な方ばかり。
もう安心してスカピン世界にゆだねられる…至福すぎる…。
そしてピンパーネル団。
太田もっくんや相葉くんや植原くんなど私には嬉しいメンバーばかり(*^_^*)
特に太田くんが好きなので、キタ、キタ、キター♪なのですよ。
東宝ミュージカルだと観に行きやすいのよ、おばちゃんとしては(笑)
もう少し若かったら大みそかのクラブスレイジーのLIVEだって行くんだけど。
気おくれする自分がいるのよねえ。
よくあるお見送りとかハイタッチなんかあると、もうどうしていいか分からなくなる、案外気弱なアタクシ…。
で、太田くんに関しては立ち姿で判別できる!ので、動体視力を駆使してガン見してきた(爆)
あーもうかわいい、かわいすぎる。いや、かっこいいのか?うん、かっこかわいい。
色んなお衣装も着せて頂けて、楽しませていただきました。
ピンパーネル団のみなさんもこれから楽しみな方ばかり。
みなさんお芝居も歌も不安なく観れたし、頑張って欲しいなあ(お母さん目線)
とうこさんとあすかのトーク。
まあ、安定のグダグダぶりでしたが(笑)
着たきりすずめの舞台が続いていたところに、素敵なドレスをたくさん着れて嬉しい。
ウエディングドレスが一番好き。
本番で着たい。
見合い写真はパンフレットで、どなたかいい方がいらしたら紹介してください!
あすかのマルグリットを参考にしようと思ったけど、大人の女性のイメージだったので、自分のキャラじゃないないから少しだけは参考にした(苦笑)
調べたらマルグリットは25歳で、ちょっと無理があるから30歳くらいの設定で演じた。
最初の引退公演のところは25歳で頑張った。
マルグリットはせつなすぎる。女性はつらいよね…。
演出も違うのでパーシーをどうという感情はなかった。
パーシーの曲を聞いても、昔の歌詞も覚えていないから歌えない。
マルグリットの感情は宝塚版より丁寧に描かれているので、気持ちを持っていきやすい。
立ち回りは楽しかった(ストレス解消ですよね)
最初オファーがあったとき、マルグリットですよね、パーシーじゃないですよね。私、女優だし!
と女優を強調するとうこさん(かわいい)
輪っかのドレスのコルセットがきつくて息ができない。
あすかにどうやって歌っていたのか電話して聞こうかと思ったくらいきついらしい。
宝塚時代の話。
上演が決まったとき、小池先生から面白くない話だと聞かされてー先生は自分のハードルを下げるためにネガティブ発言をされるらしいーそんなお話を演るなんてどうしたらいい作品になるのかととへこんだ。
ひとかけらの勇気はおけいこ場でとうこの歌を聞きながら手直ししてできた。
幕が上がるまで全貌が見えてなくて手探りだったので、初日の拍手を聞いて嬉しかった。(拍手を聞いていい作品だったんだと感じることができた)
2幕の香盤表がグラバンしかなくて…。
グラバンはネタを考えるのが楽しかったけど、東京前に小池先生にやりすぎないようにとくぎを刺された。
トーク中、とうこさんはラストに来ていたワイン系のお衣装でしたが、ドレスの裾をつま先でツンツンしていた(とうこさんらしくて…)
ざっと覚えてるのはこれくらいかな。
お客様もヅカ時代からのファンの方が多くて、あったかい雰囲気でよかったです。
楽しかったなあ。

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HN:
関谷綴
性別:
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自己紹介:

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▼好きな言葉


終わりよければすべてよし(最期は笑って人生を終わりたいので)


冬来たりなば春遠からじ(辛い時はいつもこの言葉を思い出します)


願いは叶う(と信じてます)


ケ・セラセラ(なるようになるもの。人生捨てたもんじゃない!)


ポレポレ(ゆっくりとね)



▼好きな花


バラの花(やっぱり紫のバラでしょうか)



▼好きな色




▼夢


ヨーロッパをゆっくりと旅行したい

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