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過ぎ去った時間は戻らない。けれど、記憶は永遠。 舞台や本など、残しておきたい時をきまぐれに更新中。
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2005年3月のコラム(以前書いてたのを掲載)

関谷 綴です。

今週も映画のお話。
もう、20年以上前に見たフランス映画なんですが、
真夜中によくテレビで映画放映してますよね。
偶然に見て、すっかり魅力にとりつかれてしまったそれは、
1982年に制作された「THE SINS OF DRIAN GREY」
そう、オスカー・ワイルドの「ドリアングレイの肖像」を
元に制作されたフランス映画でした。
出演はアンソニー・パーキンス、ベリンダ・バウアー、
オルガ・カーラトス
小説ではドリアンは男性ですが、この映画では
女性でファッションモデルという設定。
肖像画が老けていくのではなく、スクリーンテストの
フィルムの中の彼女が醜く老いていくというストーリー。
フランス映画ならではのアンニュイな感じが、
耽美な雰囲気をかもし出していたように思います。

さて、題名が気になってこの映画を録画した若かりしころの私。
ところが、なんと途中で切れてしまったのです(T_T)
翌日、友人にその話をしたところ、なんと!
その友人は、その映画を途中から観て良かったので、
急いで録画したけど前半がない!というのです!!
その途中から、というのが私のビデオテープが切れる
少し前のシーン!
なんという偶然のいたずら、というか強運(なのよね、私(*^_^*))
つなぎ合わせて友人と共に、堪能した事は言うまでもありませんね。

今、このビデオは…。
誤って同居人が他の番組を録画してしまいました(T_T)
でも、しっかりと私の脳裏に焼きついていますけどね(*^_^*)
どこかで、また観れることを楽しみに…。

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2005年2月のコラム(以前書いてたのを掲載)

関谷 綴です。
ついに念願叶い、「オペラ座の怪人」観て来ました。
映画のセットは、ジャンコクトーの「美女と野獣」を
彷彿させる、ゴージャスさ。
改めて見比べてないけど、とても作り方が似てる
感じがしたのよね。
ラウルとファントムの決闘シーンとか、
オペラ座の屋上でのラウルとクリスティーヌ+ファントムの
シーンとか。
DVD出たら、見比べてみよ~とっ(*^_^*)
ファントム役のジェラルド・バトラーが好きだなあ(*^_^*)
もう、うっとりと眺めてたんですが、
役柄的に、顔半分が…ね。
でも、素敵なんだなあ。
マスクの奥から見える、眼差しの強さ。
やられっぱなしでしたね。
ラスト近く、ドンファンをやるんだけど、
ホントに最高だったわ~(ハートマーク)
パワフルなテノールなのよ。
この方、「ドラキュリア」にでていらしたのね。
今度、他の映画も観て見よっと(*^_^*)
クリスティーヌのエミー・ロッサムも可愛くて
なんといっても若い(笑)
舞台だとやっぱり20代か30代前半くらいの方に
なっちゃうからね(苦笑)
ラウルのパトリック・ウィルソンももちろん素敵でした。
クリスティーヌの「Think Of Me」には
胸が詰まって息ができなくなるほど(感嘆)
何度でも観にいきたいわ。
もう一度、ファントムに逢いたい!

2005年5月コラム(以前にかいていたもの)

ロンドン テムズ河沿いにあるテート・ギャラリー。
ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」がそこに
展示されています。
今日のお題は、シェークスピアの悲劇「ハムレット」の
オフィーリアでございます。


垂れ下がっている枝にそのかわいい花冠を掛けようと
あの子が登っていったとき、意地の悪い小枝が折れて、
花輪と一緒にあの娘は啜り泣く小川に落ちてしまった。
衣装の裾がひろがって、それに支えられて、人魚のように
暫く浮かんでいるあいだ、あの娘は切れ切れに古い
祈りの唄をうたっていました。


ルネッサンスの巨匠ラファエロの理想化された美への
崇拝を拒否し、ラファエロ以前に帰る、自由で素朴な
芸術の復活を目指したラファエル前派の画家、
ジョン・エヴァレット・ミレイ。
精繊に描く為、モデルのエリザベス・ジダルを
アトリエに用意したバスタブの中に沈め、
描いた話は有名ですね。
夏目漱石氏もこの絵に魅入られ、ロンドン留学時代
通い詰めたといいます。

小川の流れに逆らうこともせず、その身を任せた
オフィーリア。
運命という河に自らを投じ、すがるものもなく、
流されていく少女…。

愛は川のように人は溺れる。
愛は鋭いもの。魂を貫く。
私の大好きな曲「ローズ」の一節です。
弱いかもしれない。
でもどうしようもない想いも確かにあるのですね。
気付かないだけで、オフィーリアは私たちの中に、
いるのかも知れません。
だからこそ、この絵に人は魅せられるのでしょう。
「オフィーリア」
いつかテートブリテンで貴女に逢えることを
愉しみに…。

関谷綴でした。

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関谷綴
性別:
女性
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舞台を観ること


歌うこと


お芝居すること


本を読むこと


占いをすること


まどろむこと



▼好きな言葉


終わりよければすべてよし(最期は笑って人生を終わりたいので)


冬来たりなば春遠からじ(辛い時はいつもこの言葉を思い出します)


願いは叶う(と信じてます)


ケ・セラセラ(なるようになるもの。人生捨てたもんじゃない!)


ポレポレ(ゆっくりとね)



▼好きな花


バラの花(やっぱり紫のバラでしょうか)



▼好きな色




▼夢


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